講演会申込番号:190731

日時:令和元年7月31日(水)午後7時30分
      場所:葛飾区歯科医師会館
演題: 一般歯科が知っておきたい矯正歯科治療の基礎知識―混合歯列期の不正咬合を中心に
講師:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 顎顔面矯正学分野
   教授 森山 啓司先生

抄録
不正咬合は、成長発育や加齢の過程において、顎口腔領域の形態や機能がいわゆる「正常域」から逸脱することによって生じる歯列・咬合の異常と定義することができます。
矯正歯科治療によって調和のとれた口元や顎口腔機能を獲得すると、心理・社会的な面からも個人の福祉に大きく寄与することができ、患者のQOL向上が期待できます。
我が国の国民の平均寿命の急速な延伸に伴い,若年齢層から高齢者に至るまで生涯を通じて心身ともに 健康に暮らすことへのニーズが高まりつつあります。疾患を克服するための医療に加え、矯正歯科治療を含めた健康を志向する歯科医療の重要性は、今後さらに高まっていくものと予想されます。
本講演では、混合歯列期の不正咬合を中心にその特徴や治療経過を供覧しながら、一般歯科医が知っておきたい矯正歯科治療の基礎知識について概説させていただきます。

【略歴】
1986       東京医科歯科大学歯学部歯学科 卒業
1990       東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
1992−1994 米国テキサス大学サンアントニオ校医学部 博士研究員 
1998−2007 徳島大学教授(歯科矯正学講座・口腔顎顔面矯正学分野)                   
2007-現在 東京医科歯科大学教授(顎顔面矯正学分野) 
2010-現在   世界矯正歯科医連盟 常任理事
2014−2017  東京医科歯科大学歯学部長
2014−2016  東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科長
2018—現在  公益社団法人 日本矯正歯科学会 理事長

参加費:他地区会員   2000円
    都歯準会員   無料
    一般歯科医師  10000円