【2023/10/11開催】介護保険講演会のお知らせ

処暑の候、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
さて、下記のごとく介護保険講演会を開催いたしますので、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
参加をご希望される方は、お問い合わせメール宛にお申込みください。

講演会概要

日時:令和5年10月11日(水) 午後7:30~
場所:歯科医師会館
演題:摂食嚥下障害の評価と訓練の実際
演者:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系
   口腔老化制御学講座摂食嚥下リハビリテーション学分野
   戸原 玄 教授
参加費:会員/無料、都歯準会員/無料、他地区会員/2,000円、一般歯科医師/10,000円

【抄録】

超高齢社会である日本では誤嚥性肺炎が増加している。誤嚥は摂食・嚥下障害により起こるが、その状態を正確に把握するためには精査が必要になる。しかし、全ての患者に対して検査環境が整っているとは言いがたいのが現状であり、特に通院できない患者への対応を困難としている。

我々の過去の調査によると、食べる機能があるのにもかかわらず経管栄養のままでいる患者や、食べる機能が低下しているのにもかかわらず普通の食事を摂取している患者が多かった。摂食・嚥下リハビリテーションを考える際の視点としては、“訓練”という目線ではなく、退院後安定した生活を送るにあたって栄養摂取方法を見直すという視点が重要なのであり、改めて地域での連携が重要になる。

 今回は過去に行った胃瘻に関連する調査や地域連携、その他近年我々が行っている研究内容を紹介しつつ経口摂取を支えるためにできることを考えてみたい。

【学歴・職歴】

1997年    :東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
1998-2002年 :東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系専攻高齢者歯科学分野大学院
1999-2000年 :藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座研究生
2001-2002年 :ジョンズホプキンス大学医学部リハビリテーション科研究生
2003-2004年 :東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科 医員
2005-2007年 :東京医科歯科大学歯学部付属病院高齢者歯科 助手
         東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食リハビリテーション外来 外来 医長
2008-2013年 :日本大学歯学部摂食機能療法学講座 准教授
2013-2019年 :東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系口腔老化制御学講座高齢者歯科学分野 准教授
2020年―   :東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系口腔老化制御学講座摂食嚥下リハビリテーション学分野 教授