【2023/10/25開催】第2回学術講演会のお知らせ(開催日が確定しました)

順延していた本公演会は令和5年10月25日開催となりました。
                 学術委員会

平素は、会務運営にご協力を賜り誠にありがとうございます。下記の要領にて学術講演会を開催致しますので、お知らせいたします。
参加をご希望される方は、お問い合わせメール宛にお申込みください。

講演会概要

日時:令和5年7月19日(水)午後7時30分(左記開催日は順延となりました)
日時:令和5年10月25日(水)午後7時30分
場所:葛飾区歯科医師会館
演題:知って得する総義歯臨床のエビデンスアップデート。―臨床でどのように使うべきかのヒント―
講師:日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座
教授 河相 安彦先生

【抄録】 

21世紀の医療は根拠に基づくはずだが、木床義歯以来の技術伝承か、総義歯臨床では中々そうとはいかないようである。例えば、印象採得ひとつとっても、多様な考え方があり、術者によって「千思万考」の感がある。この臨床ステップにおける印象採得のアプローチには、口腔の解剖学的状態を有り体に採得する「印象採得 (impression taking,IT)」と、床下被圧組織や口腔周囲の筋機能の記録(筋圧形成)を患者と協働する「印象調製 (impression making,IM)」の流れがある。補綴歯科専門医としては後者を推奨しているものの、IMが良いというエビデンスは、本当にあるのだろうか?

今回の講演では、そのほかに演者が知る限りの総義歯に関連するエビデンスについて、自身の研究結果や、文献展望を通して、製作ステップごとに提示できるものを提示し、実際の臨床ではどのように使うのか?いや、使えないのか?などを考察しながら、出色の先生方とともに考えていきたいと思います。本内容が、無歯顎患者の幸福と先生方の臨床の一助になれば幸いです。

学歴・職歴

1977年 東京都立秋川高等学校卒業
1984年 日本大学松戸歯学部卒業
1999年 日本大学海外派遣研究員(中期)(カナダ・マギル大学)
2005年 ニューキャッスル大学 医学部修士課程修了
2007年 Adjunct Professor(マギル大学: 2020年まで)
2010年 日本大学松戸歯学部 教授
2017年 日本大学FD推進センター 副センター長(2020年まで)
2020年 日本大学松戸歯学部付属病院 病院長(2023年まで)
2023年 日本大学松戸歯学部 学部次長

資格等

日本補綴歯科学会 専門医/指導医
日本老年歯科医学会 専門医/指導医
日本義歯ケア学会 義歯ケアマイスター

講演会に出席される先生はICカードをご持参ください。